島村楽器 イオンモール大高店 シマブロ

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【管楽器】管楽器徹底解剖!サックス編

こんにちは!管楽器担当の岡田です!
今回はサックスについてお話します♪

サックスとは

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こちらがサックス!正確にはサクソフォンサキソフォン)という名前です。
大きさはアルトサックスで約60センチ(管の全長ではありません)、重さは2.5キロあります。
パーツも木管楽器の中では一番多く、全部バラバラにすると600個ものパーツに分かれるそうです・・・!
管楽器一複雑な楽器と言っても過言ではありませんね!!
材質は主に真鍮が使われていますが、銀製のものや、金メッキがかかったものなど種類がとてもたくさんでています。
そしてサックスは兄弟がたくさんいます。
まずは吹奏楽などでも良くつかわれる兄弟の紹介していきましょう!

サックスの種類

ソプラノサックス

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主に持ち替えで演奏されることの多い、サックスの中では高音域を担当しているB♭管の楽器です。
直管の楽器ですが、まれにカーブドソプラノというアルトサックスと同じ形状のものも販売されています。
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写真だと伝わらないですが、これが小さくてかわいい・・・!
ネックが一体式のものと着脱式のものがあり、ネックの形状でも音が変わります!
小さくても奥が深いですね・・・・

アルトサックス

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一番多くつかわれているのがこのアルトサックス!
大きさや扱いやすさがサックスファミリーで一番なことから、
初心者さんにはぴったりな楽器と言えます。
また、楽譜もアルトサックスは多く、サックス協奏曲などもアルト向きに書かれたものが多いです。

テナーサックス

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吹奏楽でもよく演奏されていますが、是非ジャズを演奏するテナーサックスの音を聞いてみてください・・・!!!
柔らかく暖かい音で、人間の声に近い音色とされています。
著名なジャズプレイヤーがテナーを好んで使用し、多くの名演を残しています。

バリトンサックス

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主に低音域を担当しています。
パワフルな低音も、柔らかい低音もお任せ!!
とても幅広いジャンルで活躍できる楽器です。
ただ・・・とても重たい・・・!!!
事実、サックス奏者には肩こり持ちが多いのです・・・
クッションのしっかりしたストラップを使うなどの対策をしてくださいね!

ほかにも・・・

これ以外にも、ソプラノのさらに上の音域を担当するソプラニーノサックスや
バリトンサックスの下の音域を担当するバスサックスなどがあります。
さらに下にはコントラバスサックスなんていうのもあり、「世界一大きな管楽器」と言われています!
日本には3本ほどしかないそうで、私もお目にかかったことはありませんが・・・
いつか見れるのを楽しみにしています・・・!!

あれ・・・紹介してきた兄弟・・・形ほぼ一緒じゃない?!
お気づきのあなた!さすがです!!!!
そうなんです!サックスは管楽器の中で最も新しい楽器で、それぞれ調は違いますが
すべてのサックスが同じ運指で演奏できるようになっています!
持ち替えがとても簡単に出来る楽器なんですよ♪
運指が同じという事で吹き方も同じ!
そこで今度はサックスの発音原理を見てみましょう!

サックスの発音原理

クラリネットやサックスは「シングルリード」という1枚のリードを振動させることにより音を出す仕組みの楽器です。
リードは葦という植物または樹脂で作られている板のようなもので、先端は振動しやすいように薄く削られています。
息を入れる事でリードが振動し、振動した空気は管を通り音になります。

リードもとても大事な楽器の一部です!

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リードはこんな箱に入っています。
1箱あたり10枚入りのものが多いです!
たくさん入っていますが、残念ながらリードには「あたり」「はずれ」があります・・・
10枚の内「あたり」のリードは2~3枚、1枚もないこともあります。
この「あたり」のしっかり鳴るリードで練習しないと、出ずらい音を無理に出そうとして力み
変な癖がついてしまうことも・・・
まずは箱で購入し、リードをしっかり選んで使用しましょう♪
また、先端がかけてしまったり、あたりリードでも音がだんだん出づらくなります。
リードの扱いには注意して、あたりリードを長持ちさせるために1枚のリードばかり使わず
何枚かローテ―ションして使うようにしてくださいね!
先端の保護や長持ちさせるために保管はリードケースがオススメですよ!

サックスの歴史

「サックスは管楽器の中で最も新しい楽器」と先ほど書きましたが、サックスは1946年に誕生なのでまだ200年も経っていません!
200年というととても長く感じますが、他の管楽器は先祖が誕生したのが石器時代だったりするので
比べるととても新しいことが分かります。
ではなぜサックスは誕生したのでしょうか?

サックスの生みの親「アドルフ・サックス」

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アドルフ・サックスは今から約200年前1914年に楽器職人のシャルル=ジョセフ・サックスの長男としてベルギーのディナンに生まれました。
幼い頃からお父さんの仕事を見て育ったアドルフは、少年時代よりクラリネットを演奏し、より吹きやすいクラリネットの開発に着手しました。
バスクラリネットを今も使われている形まで改良したのもアドルフです。
そしてお父さんが製作していたオフィクレイドを改良し、同じ構造でソプラノからコントラバスというファミリーを持つ楽器群を提案。(このおかげで同じ運指で演奏できるのですね・・・!)
そこにアドルフが演奏しているクラリネットのマウスピースが加わり、特許を取得した1846年3月21日にサクソフォンが誕生しました。
完成後は自ら奏者を育てる為特許を取得して11年後の1857年にパリ高等学院に新しく創設されたサクソフォン科の教授に就任。
1861年にはオーケストラでもサクソフォンが使用されるようになり、アドルフは楽器製造・教育・演奏と多方面からサクソフォンの普及に尽力しましたが、
晩年は病や他メーカーからの訴訟などに苦しみ、1894年に79歳でその生涯を閉じました。

ディナン

アドルフ・サックスの故郷はベルギーの宝石と呼ばれるほど美しい街【ディナン】。
街のいたるところにサックスのモニュメントがあったり、アドルフの生家がある通りは「サックス通り」という名前までついています!
生家は今は博物館になっていて、サックスの歴史を実際の楽器を見て感じることが出来ます。
サックスプレイヤーなら一度は訪れたい街ですよ!!
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また、ユーロに代わるまでベルギーの紙幣にはアドルフの肖像画が使われていました。
ベルギーにとって、とても偉大な人物という事が分かりますね・・・!

サックスの構造

ではサックスの構造をみてみましょう♪
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サックスは製造時、ベル・1番管・2番管・ネックに分かれて作られ、ベル~2番管をハンダ付けして出荷されます。
実際に奏者が脱着できるのはネックだけですが、凹みなどの修理の時はハンダをとることもあります。
音を変えるために操作する部分を「キィ」と呼びます。
サックスのキィにはタンポというパーツがついていて、タンポが音孔をふさぐことで管の長さが変わるため音が変わるという仕組みです。
サックスはキィの数がとても多く、指だけでなく指の付け根も駆使しながら演奏しています!
また、管楽器にとってマウスピースは音を作っているとても大切な部分です。
特に木管楽器リガチャーやリードとの相性もあります!
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サックスには定期的な調整が不可欠です!

複雑な構造をしているサックス。自分の楽器がきちんと楽器が動作しているのか・・・・気になりますよね・・・
管楽器すべて調整は必要なのですが、サックスなど木管楽器には定期的な調整が欠かせません。
キィについている音孔をふさぐための「タンポ」が湿度の変化や演奏した際の水分などで膨らんだり縮んだりしてしまいきちんと穴がふさげなくなってしまうためです。(タンポ調整)
また、右手側のキィのように一緒に何個もキィが閉まるように設計されている部分では、同時に同じ力でキィをふさがなくてはなりませんがタンポの変化によってどちらかがふさがっていなかったりすると音が出なかったり出づらかったりすることもあります。(バランス調整)
タンポは消耗品なのでかたくなって調整が出来なくなってしまっていたり破れてしまうと交換もしなくてはなりません。(タンポ交換)
他にもキィにはオイルが入れてあるため定期的に古いオイルを除いて新しいオイルへの差し替えも必要になります。
半年に1度は修理で点検をしてもらってくださいね!
出づらい音がある・・・吹き方のせいではないかもしれませんよ・・!!!
大高店では無料で楽器点検も行っています!気になる事があればお気軽にお持ちください!
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もちろん日頃のおていれもとっっっっても大切です!!!

タンポの交換や調整など修理は出来るだけ最小限に抑えたいですよね!
そのためには日頃のお手入れが重要です!
木管楽器のお手入れの基本は「水分を徹底的に取り除く事!」
部活での少ない片付けの時間でも工夫しながらきちんとお手入れしてあげたいですね。

サックスのいつものお手入れ

①分解し、ネックコルクのグリスを取り除く
コルクにグリスが残っていると、コルクがはがれてしまう原因になります!
ガーゼなどできれいに取り除いてください。

スワブを通す

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ネック・本体それぞれにスワブを通していきます。
おもりのついたほうから管内に入れ、ゆっくり引き抜きます。
※ネックはSサイズ、本体はSAXサイズを使用してください!
※引っかかったら無理に引き抜かず入れた側からゆっくり引きます。それでも抜けなければお店へ!!

③クリーニングペーパーでタンポと音孔の間の水分を取る

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キィを開け閉めしながらパタパタと紙をはさみます。

④クロスで指紋などをきれいにふき取る
指紋が残ったままだと黒ずんでしまったり、汚れとして定着してとれなくなってしまうことも・・・
こまめに磨いてあげましょう!

たまにのお手入れ

キィオイル
1~3か月に1度キィオイルをさす必要があります
キィオイルとはキィを止めているネジに差してあるオイルです。
他にもキィを動かした時にカチャカチャ音がするときもキィオイルで改善されます!
ご自身で差すこともできますが量がとても難しいため、お店にお持ちいただく事をお勧めします。
大高店では無料で行っていますのでお気軽にお持ちください!

お問合せ

いかがでしたでしょうか?
サックスは構造が複雑でお手入れも大変ですね・・・
しかしジャンルも吹奏楽にとどまらず、クラシック・ジャズなど幅広く、
独奏の楽譜もたくさん出ていますので趣味でも長く続けて頂けます♪
それでも不安!という方はお任せください!!大高店でしっかりサポートさせていただきます!!!
いつでもお気軽にご相談くださいね!

担当スタッフ

大高店の管楽器担当をしている岡田です!
あなたの音楽生活を全力サポートさせていただきます!!
サックス選びやお手入れ方法などわからないなどお悩みのことがあればなんでも相談してください♪
また、無料点検も行っておりますので何かいつもと楽器の様子が違う・・・というときはお持ちください!

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岡田 美弥子(おかだ みやこ)

島村楽器認定管楽器シニアアドバイザーです♪
出身は広島県です!中学・高校と吹奏楽部に所属、6年間ユーフォニアムを担当し、高校ではマーチングの大会で中国大会にも出場しました。
卒業後何か管楽器に関わる仕事がしたいと考え、中部楽器技術専門学校の管楽器リペア科で管楽器の修理について学び、大高店では管楽器を担当しています。
楽器やマウスピース選びのお手伝いはもちろん、最近吹きずらいなどの修理・調整のご相談もぜひお待ちしています!
管楽器のことならなんでもお気軽にお問合せください!

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